10BASE5ケーブルの自作方法
ケーブル加工手順
10BASEケーブルの加工手順を説明します。
まずケーブルに
1.止め金具
2.平ワッシャー
3.ガスケット
を取り付けます。
外皮をケーブルの先端から50~60mmの部分でストリッパーを使用して切断します。
テーパースリーブを通しやすくする為、網シールドを少し開き、中のケーブルを10mmほど切断します。
網シールドの先端を細く絞って、テーパースリーブを通します。通したテーパースリーブは外皮の先端部分まで押し込みます。
ケーブルをテーパースリーブから15mmのところで切断します。
網状シールドをめくり、テーパースリーブに押し付けます。テーパースリーブからはみ出した部分はニッパー等できれいに切り取ります。
同じようにホイルシールドをめくり、テーパースリーブに押し付けます。はみ出た部分は切り取ります(網状シールドよりは短くすると加工しやすくなります)
スリーブを取り付けます。
1.とめ金具
2.平ワッシャー
3.ガスケットを取り付けます
をテーパースリーブのところまで押し上げます。
ホイルシールド、網状シールド共にテーパースリーブから若干浮いた状態になっていますのでスリーブを強く押し付けて密着させます。
スリーブを強く押し付けた状態で、印をつけます。
スリーブをいったん取り外し印をつけたところで絶縁体だけを切断します。
次に芯線を絶縁体から約6.5mmの長さを残し切断します。
スピンドルを取り付ける前に、芯線の表面にハンダを少し乗せておきます。(ハンダメッキといいます)
スリーブ、スピンドルを取り付け、スピンドルの穴からハンダを流し込むようにハンダ付けを行います。
ハンダ付けが終わったら、きちんと固定されて抜けないことを確認します。確認できたら
1.絶縁ブッシング
2.プラグカバー
の順番に取り付け、最後はモンキースパナを2丁使ってプラグカバーととめ金具を締め込みます。
これで完成です。
このコネクタは屋外に配線する関係上、非常に高い防水性能を持っていますが、 コネクタ同士の接続部分はしっかりと防水処理を行うようにして下さい。
お疲れさまでした。