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PoEケーブルの自作方法

通信と機器への電力供給が1本で行えるPoE対応ケーブルの自作手順を説明します。

用意するもの加工する前に以下の工具、パーツを準備してください。

コネクタ

ADT-6RJPOE-10

ADT-6RJPOE-10(10個セット)
¥4,708(税抜き ¥4,280)

自作用カテゴリ6対応RJ-45コネクタです。

モジュラーカバー

ADT-MC8

ADT-MC8(10個セット)
¥1,496(税抜き ¥1,360)

直径8mmケーブルに対応したモジュラーカバーです。

ケーブル

KB-T6POE-CB200

KB-T6POE-CB200
¥87,780(税抜き ¥79,800)

自作用カテゴリ6より線ケーブル。長さがわかりやすいレングスマーク(1mピッチ)付き。

皮むき工具

LAN-TL9

LAN-TL9
¥3,080(税抜き ¥2,800)

中のケーブルを傷つけないように外皮をむく工具です。UTP4対(8芯)ケーブル、直径3.5~9mmケーブルに対応しています。

HT-308

HT-308
¥1,265(税抜き ¥1,150)
LAN-TL5(3個セット)
¥2,618(税抜き ¥2,380)

中のケーブルを傷つけないように外皮をむく工具です。直径5~6mmケーブルに対応しています。

かしめ工具

LAN-TL12

LAN-TL12
¥7,590(税抜き ¥6,900)

プラグをかしめるための工具です。

スパイキ

LAN-TL10

LAN-TL10
¥1,584(税抜き ¥1,440)

ケーブルのよりを戻す為の工具です。手作業に比べ、作業効率と仕上げが格段にアップします。(上の皮向き工具には簡易的なスパイキが内蔵されていますがこちらの方がより加工しやすくなります。)

はさみまたはニッパー

市販品

市販品

ケーブルを切断する為の工具です。

付属のロードバー説明

挿入方向を間違えると芯線がコネクタに正しく挿入されませんので、ご注意ください。

B配線 推奨
芯線の挿入方向
ピン側 ラッチ側

PoEケーブル加工方法

最初にモジュラーカバーを通します。

大体6~7cm(人差し指の長さ)で外皮をむきます。

※このケーブル径は通常より太い為、外皮をむく際には刃の調整などをして内部の芯線に傷が入らないように注意して加工してください。

外皮をむいた後、傷がついていない事を確認します。損傷の場合は必ず切断し再度外皮をむいてください。

十字フィラーを切り落とします。この際、極力出っ張りを減らすため、四方から斜めに切り込みを入れてねじ切ります。


十字フィラーを切り落としたら、スパイキを使い、それぞれのペアのよりを戻していきます。

よりを戻したらB配線の並びにして線をまっすぐにして揃えます。

※このPoE用のケーブルはB配線推奨です。A配線での結線は推奨しておりません。

芯線を揃えたら斜めに切り落とします。

斜めに切り揃えたらロードバーに長い方から順番に挿しこんで行きます。

※ロードバーの方向を確認して間違えないように挿入して下さい。


全て通し終えたら、外皮根本付近までロードバーが動かなくなる所まで押し込みます。

ロードバーを動かなくなる所まで押しこんだ後、ロードバー1個分(約5mm)程戻し、
そこで芯線を切り落とします。


切り揃えたら、そのままコネクタに挿入します。

そのまま奥まで挿入して、芯線が先端まで届いているか確認します。先端が不揃いだったり、変形している場合は一旦抜いて先端を切り揃えてからロードバーを先端まで戻し再度挿入して下さい。

芯線が先端まで届いているのを確認出来たら
専用のかしめ工具を使いかしめます。


かしめが終わったら、コネクタについている金具を曲げて外皮と平行になるようにします。

再度かしめ工具を使い、金具を変形させて外皮を固定します。

かしめが完了したらモジュラーカバーを取り付けて完成です。